球磨焼酎の未来予想図

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球磨焼酎の未来予想図
〜深野酒造のこれから〜

焼酎づくりは製麹(せいきく)という工程から始まります。蒸した米に種麹(たねこうじ)を付け、麹菌を増殖させます。ここで重要なのが温度と湿度の管理。油井さんが最も気をつかうところです。深野酒蔵では機械と手作業を併用していますが、今回出品された「誉の露」はこの製麹も手で行います。令和3年、フランスで開かれたクラ マスターという品評会で、「誉の露」は最高賞のプラチナ賞、「刻の封印 琥珀」は上から2番目の金賞に選ばれました。両賞ともすごい賞ですが、油井さんには特別な喜びがありました。「あえて昔からの手づくりにこだわった誉の露が最高の評価を受けたことが嬉しかった」と満面の笑みを浮かべます。同時に、今後についても「評価を意識し過ぎず、ありのまま、今この蔵にできる最高の焼酎をつくることが大切なんだと分かりました」。

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